カロ
里芋と仲間のタロイモは水田で作られ、今でもカロ水田があちこちで見られます。
長らくハワイアンの主食で、5世紀ごろにポリネシアから持ち込まれたと言われています。
ハワイの神話では天空の神ワケアとワケアの娘である夜空の女神から生まれた男の子は未熟児で手足もなく、死産で、埋葬したところ、最初のタロイモとなったと言われています。
茹でて食べたり、シチューや煮物にしたり、とろみをつけるスターチにすることもあります。
中でも蒸したものをペーストにしたポイは、そのまま食べたり、肉や魚にかけたり、甘くしてデザートにしたりするそうです。マクドナルドでもタロイモパイがあったり、あちこちのパン屋さんで紫色のパンを見かけます。
そんなポイを使って作られるマサラダ(ポルトガル風ドーナッツ)も、中が紫色でびっくりさせられます。外側はさっくり、中はタロイモのおかげでもっちりです。
ハワイのカメハメハ・ベーカリーが売り出し、毎日行列ができるほどの人気なのです。