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ハワイ語

ハワイに行ったことのない人でも知っているハワイ語は何と言っても「アロハ」でしょう。

「こんにちは」という意味だと思っているかもしれませんが、それは半分正解です。
「アロハ」はなんと、「こんにちは」だけてなく、「さようなら」「ごきげんよう」「元気でね」と言った意味もあるのです。

しかも、「ALOHA」は1つの言葉ではなく、やさしさ、思いやりという意味の「Akahai(アカハイ)」、調和、結束を表す「Lokahi(ローカヒ)」、寛大、心地よい、柔和にという意味の「’Olu’olu(オルッオル)」、謙虚さを意味する「Ha’aha’a(ハッアハッア)」、忍耐強い、我慢強いという意味の「Ahonui(アホヌイ)」という5つの言葉の頭文字をとって作られた言葉なのです。

 

ハワイの愛の精神が込められた、あいさつを越えた言葉なのですね。
ちなみにハワイアンの歌として、よく知られている「アロハ・オエ」は「あなたにアロハ」「あなたに愛を」などと訳されています。

そもそも英語と並んで公用語とされているハワイ語は今でもたくさんの人によって話されている言葉なのでしょうか。
残念ながら、その答えは否。ユネスコによって、消滅危機度は「極めて深刻」と評価されています。

家庭内の言語としては、英語が約75パーセント、続いてタガログ語、イロカノ語と主にフィリピンで話されている言葉が計約8パーセント、第4位に日本語がつき、約4パーセントを占めています。
ハワイ語が登場するのは、さらにオセアニア諸語、スペイン語、中国語と続いた第8位で、たった1.5パーセントです。

 

このたった千人程度の半分を70代、80代の人が占めています。

また、島民130名ほどのニイハウ島は1864年にカメハメハ5世がスコットランド人女性に売り、今なおその女性の子孫が島を所有しており、一般の人の立ち入りが難しいため、日常的にハワイ語を使う環境が保持されています。

ハワイ語復興運動は近年盛んになってきて、ハワイ語の学校が開かれたり、公用語に取り入れられたりしています。

Waikiki(ワイキキ)やHonolulu(ホノルル)など子音に必ず母音がつくこの言語は、英語などと比べると日本人にも大変発音しやすいのです。言葉や文法的にはアルタイ語族に近しいものがあると言われていますが、音韻体系はハワイ語を含む南方ポリネシア系に類似が見られます。

日本人の顔立ちも、大陸や半島系の人とポリネシア系のまざったような感じですから、きっと双方向から来た祖先が交わったのが日本の原型なのでしょう。
そうであれば、言語的なミックスも理解できますね。

 

その他日本でもよく知られている代表的なハワイ語はフラダンス。正確にはHula(フラ)と言い、ハワイの伝統的な歌舞音曲の総称です。レイ(Lei)は、花や木の実で作る輪のことで、首飾りだけでなく、冠でもいいですし、材料も貝や真珠、羽、紙などでもいいのだそうです。
そして、面白いことに、妻、夫、恋人、弟妹、子どもという意味もあるとか!

ハワイに行ったことのある人なら、もう少し知っているでしょう。ありがとうを表すMahalo(マハロ)や、もむ、押す、マッサージするという意味のLomi(ロミ)も、ハワイアンマッサージの「ロミロミ」として知られています。  崖を表すパリ(カアナ・パリなど)や山を表すマウナ(マウナ・ケアなど)など地名に使われている言葉もたくさんあります。Waikikiは、

水を表すWaiと湧くというKikiの複合語で、湧き水の意味です。  ホテルに「Keiki(ケイキ)サービス」などと書かれていても、ケーキがもらえる訳ではなく、ベビーシッターやキッズクラブのことです。Wikipediaの語源ともなった Wikiwiki(ウィキウィキ)は速い、急いでという意味です。
内側を意味するLoco(ロコ)は、そこから転じて現地の人という意味でも使われます。(スペイン語のクレイジーという意味のLocoや英語のLocalから転じたという説もあります)料理にある「ロコモコ」のモコは混ざったものという意味で、ハンバーグと野菜、ごはんが混ざっているところから命名されたようです。

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