クッションカバーやベッドカバーといった実用的なものから、装飾的なタペストリー、トートバッグなどが作られ、お土産の１つの選択肢として人気のハワイアンキルト。

キルトというと、布をはぎ合わせて１枚の大きな布にしたパッチワークに、中綿（キルト綿）と裏地を重ねて指し縫いするものが一般的です。

元々はヨーロッパの発祥で、布地の有効利用のために、端切れをつなぎ合わせ、寒さ対策のために中綿を入れていたようです。

ハワイには1820年代にイギリス人宣教師によって、このパッチワークキルトが伝えられました。

ハワイでは端切れを使わず、大きな布を真ん中を中心に８つに折りたたんで裁断するため、左右上下対称のデザインとなります。

ハワイならではのパイナップルやバナナ、ココナッツといった木の実、リーフ、ハイビスカスを始めとする様々な花、鳥や貝、いるかや魚、ホヌ（海亀）などの動物のモチーフが特徴的です。

 

レイと同様にモチーフにも意味があり、パイナップルは友情、ハイビスカスは新しい恋や輝かしい未来、プルメリアは真心、歓迎、いるかはナチュラルに生きる、自由、海の守り神ホヌは災いから守ると言われています。

 

自分や大切な人へのお土産なら、意味も含めて選びたいですね。

自分でキルトを体験したい人のためには、説明書のついたハワイアン・キルトセットや、

カラフルな色柄がハワイらしい布地などもたくさんありますので、ぜひ現地で探してみてください。