ラナイ島はマウイ島とモロカイ島の中間南部に位置し、ハワイ諸島の中では6番目に大きな島です。
その面積は約360平方キロメートル。
以前は島すべてが、パイナップル王とも呼ばれたジム・ドールに属していました。
ドール社は島の2割近くを開墾し、パイナップル畑としたのです。
その後、ドール社が土地をアメリカの商社に売却し、1960年代には島の面積の98パーセントがキャッスル&クック社の所有となりました。
東南アジア産の安いパイナップルにおされ、パイナップル農園業が立ち行かなくなったため、同社はリゾート開発に乗り出し、豪華なホテルやゴルフ場などが作られました。
中でもアメリカのゴルフ雑誌「ゴルフ・ダイジェスト」でトップ10に選ばれた「エクスペリエンス・アット・コエレ&チャレンジ・アット・マネレ」は憧れの有名コースで、
海を見渡す12番ティでは、マイクロソフト創立者であり、大富豪のビル・ゲイツが野外結婚披露パーティを開いたそうです。
なお、ラナイ島の愛称は以前はthe Pineapple Isle[パイナップルの小島]でしたが、パイナップル畑がなくなったため、The Private Isle[プライベートの小島]となりました。